先日、職場の同僚に誘われてある女性支援団体が実施しているイベントに参加してきました。
そのイベントの名前は、『女性のためのつながりサポート神戸 女性による女性のための相談会』。会場は、あすてっぷKOBEで開催されました。
このイベントは、ウィメンズネットこうべというNPO法人が事務局となり、神戸市より委託されている相談支援事業で、コロナ渦で孤立したりさまざまな困難を抱えている女性たちを支援するという目的で、9月から翌年3月まで実施されるとのこと。
今回は、NPO法人のボランティアの方々や協力団体の方、神戸市看護大学の学生さんたちもボランティアとして参加していました。
予約専用サイトで予約した方が優先となりますが、実際にイベントに来た来場者の方々は、様々な面接相談を受けることができたり、食品配布などを受けることができます。
専門家による相談については、弁護士による労働・離婚相談、司法書士による生活保護・借金等の相談、相談員による離婚・DV・性暴力等の相談、相談員による外国人の相談、カウンセラーによる若年女性の相談、保育士や保健師による子育て相談、看護師や助産師による女性のからだ相談、不動産屋による家探し相談、心理士によるうつ・不安・対人関係等の心理相談が無料で受けられます。
時間は一人40~1時間程度と、じっくり話しを聞いてもらうことができ、相談も各ブースに分かれており、的確なアドバイスや情報を得ることができます。
また、一対一で相談は不要だけれど、ちょっとお話しをしたいという方のためには、おしゃべり会ブースもあるので、気軽に他の参加者の人たちともお話しすることも可能です。
そして、特に急いで相談することはないが、食料支援だけでも受けられると有難いという人には、食品や生理用品の無料配布も実施されていました。
お米やさまざまなレトルト食品、お菓子、生理ナプキンの他にも、地元農家や企業から支援いただいた菓子パンや野菜、ペン、ヘアカラー、シャツなども、来場者は無料でもらうことができ、「こんなものもいだだけるなんて嬉しい。」と話されている人がたくさんいました。
今回は、季節柄クリスマスリースを作るブースもあり、特にお子様連れの方が参加をしていました。子どもたちも楽しんで作成していましたが、子どもたちよりもお母さんたちがリース作りに集中して楽しんでいる姿が見られました。子どももボランティアの方たちが見てくれるので、お母さんたちも少し自分の時間も作れて、気晴らしにもなったのではと思いました。
メッセージボードには、「生きる力をもらいました。」「食料などいろいろいただけて感謝!」など、今回来場した方々がたくさんのメッセージを残してくれていました。
母子家庭で子育てを一人で頑張っている方、病気を抱えている方、何らかの家庭の問題を抱えている方、コロナ渦でさまざまな生活困難を抱えている方など、本当にいろいろな方々がいて、そんな方々にとって、少しでも希望が持てる場、支援ができる場を確保することが大切だなぁと感じました。
1月、2月、3月も日程を決めて開催されますので、支援を必要としている人はぜひ一度足を運んでみてください。また、このような情報を必要としている人たちに、神戸市はこんなイベントをやっているから行ってみたらと広く伝えていただけると幸いです。
→ 女性のためのつながりサポート神戸
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