【保健】ワクチンの疑問はこれを見れば解決!という本をご紹介します

お子さんがいるおかあさんたちは、一度は自分の子供の予防接種をいつ受ければよいか迷ったことがあるのではないでしょうか。

予防接種って生ワクチン、不活化ワクチンと種類があり、打った方がよい時期というのもさまざまで、時代によってもどんどん内容も変わっていくので、なかなか複雑でわかりにくいですよね。

私は、行政保健師の仕事をしていたとき、小児の予防接種について、問合せを受けることがよくあり、即答できないこともしばしばありました。

でも、そんなときに救世主となってくれた本があります。

その本の名前は、『予防接種に関するQA集』。

こちらは、一般社団法人日本ワクチン産業協会というところから発行されています。

今は、最新版である2021年版が入手可能です。
http://www.wakutin.or.jp/medical/index.html#book01

 

こちらでは、

1.予防接種全般では、ワクチンの接種時期や接種回数、接種間隔、同時接種について、妊娠中や授乳中の予防接種について、接種を受けそびれている人はどうすればよいか、海外渡航や帰国後の予防接種について、接種後健康被害が発生した時の対応についてなど、有益な情報が記載されています。

2.ワクチン類全般では、生ワクチンと不活化ワクチンの違い、ワクチンの保管や取扱方法、ワクチンの製品名や規格などについて記載されています。

また、Hib、肺炎球菌、B型肝炎、ロタ、百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ、結核、麻疹・風疹、水痘・帯状疱疹、おたふくかぜ、日本脳炎、ヒトパピローマウイルス感染症、インフルエンザ、A型肝炎、髄膜炎菌感染症、黄熱病、狂犬病、天然痘については、各疾患ごとに詳しく説明されています。

私は、先日大学院に行くにあたり、自分が子供のときには、対象の疾患がまだ定期接種になっていなかったのではないか?と疑問が湧いてきて、このことを調べるのに役に立ちました。

他にも、新型コロナウイルス感染症についても、新たに情報がアップデートされていました。国が認証するワクチンの種類や接種間隔も、今後また変わっていく可能性が高いので、最新の情報を収集していく必要がありますね。

 

この本の内容は、ホームページでも見ることが可能ですが、購入希望のメールを送ることで、冊子として購入することも可能です。
http://www.wakutin.or.jp/public/pdf/keisaibun.pdf

私はあまり重たい本を持ちたくないタイプなのですが、データで見るにはちょっと見にくい部分もあり、内容がどんどん変わっていくので、私は数年に1回のペースで冊子を購入しています。

ロタウイルスワクチンが定期接種になったり、接種間隔も不活化ワクチン接種後は6日間間隔をあける必要がなくなったりと、細かい変更も多いので、近々新しいものを購入予定です。

 

私は、看護学生もワクチンの最新情報を学ぶために、1冊は持っているとよいのではと思うくらい、重要な情報がてんこ盛りで気に入っています。

医療職ではなくても、ワクチンなどについて詳しく知りたいという人には、虎の巻的な本になってくれると思うので、参考にしてみてくださいね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました