私は4年ほど前に一度、尿管結石を患ったことがあります。
尿路中に出来る結石の疾患を総称して尿路結石症と言いますが、石がある場所により、腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と呼びます。
発症は女性より男性に多いと言われていて、30~50歳代が最も多い疾患です。
それは誕生日の前日。明日からは沖縄旅行だー、楽しみ♪という感じだったのですが、明朝から横っ腹に違和感が。
その日は土曜日でしたが、休日出勤の日で、朝からお仕事に行かないといけなかったのですが、横っ腹の痛みが半端ない!
冷や汗も出てきて、狭い家の中を歩くこともやっとで、一人暮らしだったこともあり誰にも気づかれず死んでしまうのではないかという恐怖が襲い、やっとのことで救急車を呼びました。
最寄り駅近くの病院へ運ばれ、レントゲンや尿検査などをした結果、多分尿管結石とのこと。
でも、前日に定期健診でバリウムを飲んでいたため、レントゲンでは石が見えなかったのだそう。
点滴2本と痛み止めの点滴もしてもらい、歩けるほどに回復したため、その日はフツウに家に帰りました。
翌日からの沖縄旅行も、体調が悪くならないか心配でしたが、若干違和感がある程度でした。
そんな出来事も半分忘れかけていた先日、北海道へ帰省したときになんだか今日は残尿感があるなぁ、まぁ寒いから仕方ないかくらいに思っていました。
その明け方、左わき腹あたりに刺すような痛みが。一時、和らぐこともあるのですが、波のようにまた強烈な痛みがやってくる。
あまりにお腹が痛すぎて、吐いたりしていましたが、胃液だけ出てくるのみ。
これ、多分結石だな… そう思い、休日診療所が開く時間となったので、母に車で連れて行ってもらいました。
休日診療所では、点滴などの必要な処置ができないとのことで、二次救急の当番医がいる病院へ。
ストレッチャーで救急室へ入り、問診、触診を受け、以前結石を経験していてそのときの痛さと似ていることを説明しながら採血してもらい、その後点滴を開始。
私は道外から来ているということもあり、検査室へ入室するにはコロナのPCR検査で陰性を確認する必要があるとのことで、初めてPCR検査を受けました。
鼻腔から綿棒を入れて、鼻咽頭ぬぐいでの検査でしたが、看護師さんとっても上手でぜんぜん痛くなかった。w
無事PCR検査陰性を確認後、エコー検査、レントゲン検査、CT検査、尿検査を行って、診察室にもどってきたあとも、痛みが波のように繰り返されていました。
点滴に痛み止めが入っているか聞くとまだとのことで、看護師さんが医師の先生にきいて痛み止めを入れてくれて、体的にも気持ち的にかなり楽になりました。
今回は、CTに結石が写っていたそうで、尿管結石と確定診断されました。
でも、大きさも小さいしもう膀胱に近いところまで下りて来ているので、たくさん水を飲んで鎮痛剤を使って排石してとのこと。
それと、診療情報提供書と画像データを渡すので、石がコロンと出てきたらその石を持って、最寄りの泌尿器科へ受診したら、石の成分を調べてくれて再発予防のアドバイスもしてくれるので、忘れず受診してね、と言われました。
実家へ帰ったあとも、繰り返される痛みとときどきやってくる嘔気に苦しみながら、水や麦茶、ポカリスウェットを飲んで過ごす日々。
早く石ちゃんを産みたい!とトイレへ行くたび、便器をにらめっこしていました。
痛い場所が徐々に下へ降りていき、2・3日でほとんどお腹や膀胱付近の痛みも血尿もなくなりましたが、結局出てきたであろう石は確認できず。
ただ今ちょうど1週間経過というかんじですが、出たのを見逃してしまったようです。残念!
父親も尿管結石経験者ですが、父は小便専用の立ち便器を使ったときに、カランと言って石が出てきたと言って、写真を見せてくれたことがあります。
女性は尿も便も一緒に出るときがあるから、出てきても石を見つけにくいんだよなぁと、女性ならではの悩みです。笑
医学書によると、石はカルシウム結石やリン酸マグネシウム・アンモニウム結石、尿酸結石、シスチン結石など、いろいろな種類があるとのことですが、石が見つからないことには、受診して今後のアドバイスももらえないということで困ります…
今回、尿管結石を再発し、ネットでいろいろ調べて見ましたが、経験談も男性のものばかりだったので、思い切って書いてみました。
尿管結石では亡くなることはありませんが、やっぱり不安ですよね。
女性の方たちのために、この経験談が少しでも役立つと幸いです。苦笑
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