先日、4月から通学する大学院から入学に関する書類が届きました。
私は国際保健関係の研究をする大学院へ入学するため、入学にあたって、キャンパス内での流行を防止するために、麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎(ムンプス)の予防接種を実施するか、十分な血中抗体価を有している証明書の提出が必要とのこと。
そういえば、看護学校や保健師学校時代にも同じようなことがあり、学内の健康診断で抗体価を測ったり、病院実習に行くために強制的に予防接種を受けたりしたなぁと思い出しました。
今回は、十分な抗体価がないものは予防接種をそれぞれ2回受ける必要があるということで、まず抗体検査料金を調べてみることにしました。
麻疹一つにしても、測定方法により料金が異なったりと若干複雑なところもあり、大学から指定された方法のもので、私が住んでいる市内11のクリニックでの料金は、
・麻疹 2,000~4,400円
・風疹 2,000~3,300円
・水痘 2,100~5,000円
・流行性耳下腺炎 2,100~4,400円
となっていました。
この他にも、証明書代や受診料、採血・判断料もかかるところもあり。
一つ一つ検査すると4検査で12,000~14,000円程度かかるところが多かったですが、麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎の4種セットを同時に検査すると10,000円などとお得なセット料金にしているところも。
4つとも抗体検査をして全部抗体価が十分だとよいのですが、もしどれか十分な抗体価がないと判定された場合は、予防接種を受けなければなりません。
麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎のワクチン料金を調べてみると、4,000~7,000円程度で、1疾患2回接種しないといけないから複数接種する必要があるとなると金銭的に辛すぎる…
何万円飛んでいくの?と悲しくなりました。苦笑
子供だけではなく、成人でも予防接種や抗体検査について、自治体から費用助成がある場合もあります。
現状では、風疹の抗体が十分でない妊娠を希望する15歳以上43歳未満の女性には風疹の予防接種の助成や、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性には無料で風疹の抗体検査及び予防接種が受けられるクーポンの配布があったりします。
しかし、私のように何らかの理由で必要な人でも、これらに該当しない人は、抗体検査や予防接種を受けたくても助成がないのはとても残念ですね。
どんな年齢でも、抗体価が少ないということは罹患する可能性があるということで、生活環境や職場環境などで罹患するリスクは人それぞれだと思います。
何度も助成を受けるというのはちがうと思いますが、年齢や性別で助成の対象を一様に区切ってしまうのではなく、必要な人が助成を受けられるようになればいいのになぁと思います。
それと、自分の子供を将来、医者や看護師などの医療職についてほしいと考えている親御さんは、アレルギーがある等、特別な理由がない限り、子供のころの無料で受けられる定期予防接種は必ず受けさせるようにしたほうがよいかと。
医療系学生になってから、自費で受けなければいけなくなって、余計な出費がかさんで困るのは、お子様たち自身なので…
コメント