イスタンブールマラソン2025:大陸横断レースで自己ベストを出すためのコース攻略など徹底解説

私は一年に1回、健康のために毎年フルマラソンに出場します。

今はトルコ在住ということで、トルコで一番盛り上がるイスタンブールマラソンに今月参加してきたので、体験レポートです。

 

イスタンブールマラソンは11月の第一日曜日に開催されるマラソン大会。今年の第47回大会は112日に行われました。

種目はフルマラソン42.195km15.5km、車いすランがあります。

コースはアジア大陸からスタートしてボスポラス大橋を通過しヨーロッパ大陸へ渡り、イスタンブール旧市街や海沿いを巡る世界唯一の2大陸マラソンで、毎年世界中からたくさんのランナーがやって来ます。

コースマップ(Spor Istanbulメールより参照)

毎年1月からかなり直前までエントリーが可能ですが、個人で申し込む場合は早く申込をすればするほど参加費は安くなり、今年私が1月に申込をした際には参加費は外国人料金で60ユーロでした。

フルマラソンの申込には過去2年以内にフルマラソンを620秒以内に完走、もしくはハーフマラソンを3時間25分以内で完走した記録の提出が求められますので、事前にどこかのレースに出場して準備しておきましょう。

記録が無事確認されたら、レース参加が承認されメールが届きました。

レース3ヶ月を切ったころには、大会運営側が用意した12週間のトレーニングプログラムがメールで届き、これはかなり参考にさせてもらいました。

(Spor Istanbulメールより参照)

レース2週間前にレースキットの受取についてのメールが届き、10/31~前日11/19時~17時までに受け取るようにとのこと。

昨年と受渡場所が変更になり、今年はゴール地点のスルタンアフメット広場だったので、私としてはわかりやすくてとても助かりました。スルタンアフメット広場で受け取れない場合は、1025日から新市街にあるKanyonショッピングモールでも受取可能だったようです。

私は前日の昼間に行きましたが、国際色豊かなボランティアたちがたくさんいて、場所はすぐ見つけられました。受付でパスポートを見せるとゼッケン・計測チップ・参加Tシャツをくれて、横でバックを受け取ってと言われて当日にスタート地点で荷物預けに使用するレースバックを受取り、受付も無事終了です。

当日はゼッケンを見せればメトロやトラム、フェリーなどイスタンブールの公共交通機関は無料で利用することができます。ちなみにマルマライ線は有料ですのでご注意を!

スルタンアフメットからエミノニュまでトラム→エミノニュからベイレルベイまでフェリー→フェリーを降りてスタート地点まで15分程度歩くことになりますが、スルタンアフメットからのトラムはかなり混雑するので使用はあまりおすすめしません。

ちなみに新市街方面から来る方たちには、タクシムからカバタシュまで無料ケーブルカー→カバタシュからベイレルベイまでフェリーがあります。アジア側から来る人はユスキュダルからベイレルベイまで無料バスがあります。

私はアヤソフィア近くのホテルに前泊し、当日はフェリー移動があったため乗り場がなかなか探せなかったら困るなと思い、朝早めにホテルを出発しましたが、フェリー乗り場付近ではランナーがごった返しているので心配無用でした。ですが、フェリー到着がかなり遅れて、結構ギリギリにスタート地点に到着しました。

スタート地点まで歩きながら軽く腹ごしらえをして、計測チップをつけて、荷物預けは9時までということで荷物を預けて出走前にトイレへ。トイレもかなり並んでいましたが、トイレの数自体は多かったのでさくっと用を足して、自分のスタートブロックへ進みます。

音楽も大音量で気分も上がってきて、フルマラソンは9時にスタート!はじめは少し混雑しているものの、進みにくいことはさほどありません。

去年のイスタンブールマラソンでは小雨の中スタートして、海岸線のコースでは強風で後半はかなりの向かい風に苦戦していたランナーが多かったですが、今年は最高気温が21℃となかなかの暑さとなりました。

イスタンブールマラソンの制限時間は6時間20分ですが、カットオフの時間は以下のように設定されています。

距離 時間 通過時刻
1km 0:10 9:10
5km 0:45 9:45
10km 1:32 10:32
15km 2:18 11:18
20km 3:04 12:04
25km 3:50 12:50
30km 4:36 13:36
35km 5:22 14:22
40km 6:08 15:08
42km 6:20 15:20

レースはYouTubeでライブ配信もあります。イスタンブールの土地勘があまりない私が走ってみて記憶に残っている範囲で、コースについて説明すると↓

区間 特徴
スタート地点 標高42m
0~2km 上りあり。最初の2kmで橋を渡る。
2~5km 降下。橋を渡ってから海岸線方面へ下る区間あり。
5~10km アップダウン混在。軽い起伏、小さな上り下りがある。
10~20km 比較的フラット。海岸線沿いが多く勾配はゆるめ。
20~30km 軽微な変動あり。26kmで折り返し歴史地区へ向かう。小さい上り下り。
30~40km 小さなピーク。40km付近に上りが目立つ。
40km~フィニッシュ 最後の上り。41→42kmで傾斜が増す。公園を抜けると歓声あり!ゴール200m前まで上りが続き、スルタンアフメット広場でゴール。お疲れ様でした!!

給水は途中から5km毎には確実にあったなと記憶しています。飲み物は水とコーラがありましたが、スポーツドリングがほしかったなぁ。でもあまりトルコでスポーツドリンクを目にすることはないので仕方ないかな…

給食はバナナとオレンジ、砂糖くらいしかなかったです。

ゴール後はまず、計測チップを返却し、折り返してフィニッシャーメダル、バナナ・オレンジ、赤かぶジュース、エナジーバー、グラノーラなどのお土産を受け取ります。さらに進むと左側に預けていた荷物受取場があり、着替え用テントもありました。その周りでは座って談笑しているたくさんの参加者の姿が。マッサージブースなどもあったよう。

フィニッシャーメダルにはインターコンチネンタルランナーと示されており、中央のランナーは可動式になっていました。なかなか手が込んでいるな。

レース後に記録は早々とイスタンブールマラソンのホームページで見ることができますが、完走証はSpor Istanbul のサイトでオンライン証明書が後ほどゲットできるとのことでもう少し待ってみたいと思います。

レース後もスルタンエリアは普段の観光客で賑わっていて、レース後も色々みて回ってみても楽しいかもしれません。

イスタンブールマラソンのコースは、ほどよいアップダウンがありますが基本フラットで比較的走りやすいコースでした。しっかり攻略すればPBも出やすいのでは?

イスタンブールマラソンにこれから参加してみようかなという人に参考になれば嬉しいです。

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